2012年03月02日

規則の多い大阪市公務員学校

刺青の有無は堅気と極道の境界線である。刺青を持つものはアウトローだとゆう共通の認識が日本にある。銭湯やプールで刺青を彫られたひとは拒否されることになっていることが多い。
しかし「出て行ってください規則ですから」と鯉や牡丹や龍を背負ったおニイさんたちに毅然と民間人が言えるだろうかと懸念する。結果、温泉や銭湯で「あのおっちゃんの背中きれいな模様があるでえ」とこどもが喜び、親が「ばかっばかっ」と冷汗ものの事態になる。
テキ屋や鳶職がグレーゾーンなように、刺青の有無も同じようなポジションなのではなかろうか。

若い世代を中心に刺青をファッション感覚になっており、抵抗感が少なくなっているらしい。
ワールドカップのサッカーを観戦していると刺青をしている欧米の選手が結構いる。サッカーは世界レベルで人気のあるスポーツだが刺青を見慣れてしまうと、ああそんなものかと思ってしまう。
あれは下流のひとの観るスポーツであるとゆう認識が一部あるようである。多くのサッカーファンを敵にまわすつもりは毛頭ない。野球も同様である。若干だけど野球好きのわたくしがこう申し上げるのだから、わたくしもまた、下流のスポーツ好きなんだろう。
橋下市長、入れ墨職員「首ダメなら消させよ」
大阪市の橋下徹市長が、市職員の入れ墨を禁止するルール作りを関係部局に指示した。
市の児童福祉施設の男性職員が子どもたちに入れ墨を見せ、2か月の停職処分を受けたが、市側の指導で長袖シャツで隠したまま職務を続けていることを問題視し、「入れ墨だけでクビにできないのなら、消させるルールを」と服務規律を厳格化する方針だ。
市の職員倫理規則に入れ墨の規定はないが、橋下市長は関係部局への指示の中で、「入れ墨をしたまま正規職員にとどまれる業界って、公務員以外にあるのか」としている。
「讀賣新聞 2012年3月2日10時14分」より)
勿論正論である。当たり前である。
日本人の感覚からすれば非常識どんだけぇ。問題になっているのは伝統的な唐獅子牡丹の類の刺青なのだろうか、それとも西洋風の刺青なのだろうかが曖昧である。普通そんなんどちらも駄目なんじゃない、当たり前じゃん、と宣うかた大勢。正しいよ、確かに。

しかし、女性で眉型の(一見眉毛に見えるような)刺青をしている方が結構いらっしゃるのである。眉の手入れ楽ちんだしい、とのことである。眉の形に流行があるので80年代の石原真理子みたいな眉の流行が将来来たらばどーするんだようと要らぬ心配をするが、それはともかく、これを広義の刺青と定義するならば「アウトッ」の対象となる。

この調子ならば、多分茶髪、金髪、紫髪(笑)も認められないだろう。白髪染めに限って許可するみたいな。これも基準が頭の白髪率20%になったら許可しますとか、この色までだとか。

前回が岸和田の話であった。因みに、わたくしは大阪市内生まれだが、育ちは河内である。普段は広義の関西弁で会話しているが幼馴染みと話したり、激昂すると河内弁になる。
「われえ、なにさらしとんじゃ!おおっ」
(訳「あなたなんということをしているのですか、どうなんですか)
とゆうような巻き舌を多用した台詞が普通に出てくるわけなのであります。

これは恐ろしい表現で恫喝に聞こえますので、大阪市公務員は、業務中は泉州弁と河内弁を使用するのは禁止ってな展開になるのではと想像してしまった。

何だかスカートの丈何センチの校則のある中学校みたいになりそう。窮屈だなあ。合衆国には彫りものをした保安官なんていそうな気がする。市職員は確かに、非常識極まりなく、やんちゃし過ぎたので、その反動かもしれないけれど、正義とは厭なものであるとの山本翁の言を思いだした。
タグ:橋下徹
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2012年02月22日

おごれる京都に無粋な自動車は禁止にしてはどうか

前もってお断りしておくが、わたくしは京都人を誹謗中傷するつもりは毛頭ない。昔京都の取引先があって、意思疎通に非常に難儀した憶えがあるけれどそれはそれで別の話である。こうゆう言い回しが京都的なのかもしれない(笑)けれど。
「京都に合わない」自転車レーン塗り替え批判
「自転車専用レーン」の整備が全国で進む中、京都市上京区にある長さ260メートルのレーンの青い塗装を、市が「京都の雰囲気に合わない」と今月、赤茶色に塗り替えた。

警察庁などは「視認性が高い」などと青色を推奨し、京都府警が昨年1月に塗装していた。市の対応は「安全より景観優先」とも受け取られかねず、批判の声も出ている。

レーンは府警本部東側。整備時は道路管理者である市の予算措置が間に合わず、府警が青色に塗装した。警察庁などが2009年7月、全国の道路管理者と警察本部に「青色を推奨する」と通知していたためで、全国のほとんどのレーンが青系色という。

一方、市は伝統的な町並みに調和させるため、屋外広告物の色を条例で規制しており、ハンバーガーや牛丼のチェーン店、コンビニエンスストアの多くは看板などを茶系色や明るさを抑えた色にしている。

今回の塗り直しも景観保護の考えに沿ったもので、650万円をかけた。府警は「赤茶色は夜間見えにくい」などと反対していたというが、今年度中に新設される中京、下京、伏見区の3か所のレーンについても、市は赤茶色にする考え。

京都府内では、レーンは宇治、木津川両市の計2か所あり、今年度中に八幡市でも整備する。いずれも青色という。京都市の道路環境整備課は「赤茶色は市特有の事情を考慮して決めた。安全を軽視したわけではなく、市民に周知し、理解を求めたい」としている。
「2012年2月19日13時08分 読売新聞」より)
確かにコンビニ、ファストフード店はもとより京都市中心部にはパチンコ屋がある。これらが「伝統的な町並みに調和させるため、屋外広告物の色を条例で規制」されており実にシックなのである。連込み宿などもあるが、ふつーのホテルと間違いかねない(汗)。目立ってなんぼのもんといった極彩色香港的価値観の大阪とは対極である。
東京で驚いたもののひとつにタクシーの色がオレンジ黄色系の派手派手なところであり、黒色の多い大阪のタクシーに慣れているわたくしとしては違和感があった。京都も東京まではいかぬが派手である。
おいおい、しかし道路は景観と別問題だろう。
わたくしはここでは警察を支持する。そこまで景観重視をラディカルに進めるなら、自動車は走らせるな。
そして公共交通機関としての観光バスやタクシーは黒、濃紺、焦茶色といったおっさんスーツのような色限定といった状況が好ましいのではないか。
KyotoCityBus.jpg京都市交通局より引用 
京都市バスのこの程度だったらいいのだろうか。京都に限らず観光地で写真を撮ろうとして割にバスの存在ってのは案外邪魔なのであります。

行きたいのかどーかで迷っているところにベネチアがある。観光地丸出しになっているような気がするけど、あすこは自動車が走ること不可能なくらい道路が狭いと仄聞している。興味津津。
どちらにせよど派手な服装の観光客が沢山だからそれも景観重視で排除したらいーのではと思うのでありました。

京都のひと気い悪うせんといて下さい。他意はございません。

つながり)「モノクロームのampm」
タグ:京都 自転車
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2012年02月14日

『日本三文オペラ』の劇の券買うのに難儀しました

約一週間前に『劇場版 日本三文オペラ』に行こうではないかとゆう話になって券を買っておいてくれと頼まれた。四枚である。
flyer1.jpg
まあ、そんなに混んでいるわけではなかろうからと軽く考えていた。こういった演劇ものの券は当日買うか、知人を介して購入するかだったので、直接の購入は梅田の地下街で買ったことがあるなあ相当昔に、とゆう状態であった。
天王寺のぴあに行くと二枚しかないとゆうのである。焦った。キャンセルできないみたい。しゃあないので公演の劇場に架電すると一二枚しかないらしい。四枚はない。係のひと曰く、ローソンに残っているかもしれないとのことである。
ローソンに行ったら店員がこの機械で買って下さいちゅう端末があった。
銀行のATMとか電車の券売機の前でもたつく年寄りみたいに、みっともなかった。しゃあないやん。だって初めてだもん。焦ってたし。
ここでも所謂「まあまあこんな感じで」が通じない機械なのである。人数に最初「4」を入力する。ありませんと端末の返事。「3」を入力する。ありません。「2」を入力する。ありません。「1」を入力すると確保できた。一人分の席が散在しているかもしれない。念の為もういちど「1」を入力。ありません。なるほどローソンには一人分しかない。
ここで劇場に再度架電すると四人分あるらしい。面倒なことになってしまった。もう買ってしまったのである。取り敢えずぴあに行って二枚確保。で再度劇場に架電して一枚確保。
pia_lowson.jpg
なんでこんなに縦割りなんだろう。殊に劇関係がこうゆう感じがする。これは劇関係者各自に「何枚売ってください」的なノルマで配られるのではないかと推測する。ネットだったら総合して情報が入手できるようになっているのかなあ。
わからん。少なくとも人手が省略されている分ローソンの端末相手に105円の手数料は割高に感じた。
51JAeDIRYnL._SS500_.jpg
日本三文オペラ (新潮文庫)
競争と採算を重視する社会が向かうならば(ある程度魅力あるものにする努力すべきなんだけど)演劇にしろ、小説にしろ、古典芸能にしろ、音楽にしろ、絵画にしろ、広義の文化とゆうものが、ないがしろにされているような危惧がある。
タグ:開高健
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2012年01月29日

官の計画には驚愕しない

いやはや堺屋太一さん困った御仁である。道頓堀に2kmのプールを造ろうと言い出す始末。大阪のグランドデザインとやらを大阪府市統合本部会議の意見書(PDF)によると10のプロジェクトがある。
1)2015年道頓堀400周年に合わせて道頓堀浮函幕式2kmプールを造り「2km世界遊泳大会」を開催すると共に、有料遊泳場に供して收入を得る
2)2015年頃に「大阪都発都記念大博覧会」を開催、そのシンボルに大阪城公園と天満公園を結ぶ大歩道橋を造る
3)御堂筋デザインストリート化。御堂筋全体を美術デザインストリートとし、路面店舗の価値を高める
4)大阪府下(大阪市内または堺市)に10,000㎥の映像(ヘクタール・ビジョン)を造る(CMなどの上映と入場料で維持費を図る)
5)近鉄阿倍野タワーに「驚愕展望台」の設置をお願いする(例えば、メルボルン・タワー)
6)JR大阪駅大屋根の下に「空中カフェ」を再開する
7)北ヤード第2期工事に高層マンションと空中緑地(屋上の桜の山)を実現する(経済性と名物緑地を併用)
8)北ヤード第1期の「ノリッジ・キャピトル」を世界的名物になるように改善する(ビル全体に付加価値がつくような「儲かるアイデア」が必要である)
9)咲洲または南港にエレクトロ・ゲーム・センターを造る
10)関空と舞洲を一体開発、「国際特区」にする
国の政策が東京一極集中だから仕方がないもんね。そのずっと以前からの大阪駅前ビルが代表的なもので、官のやる再開発は個性のなさセンスのなさ不採算で、外郭団体利権があったわけだし、「常識的通例に堕し、国際的大都市にふさわしい驚愕性が、乏しかった」などあんたに言われたくない。しかし驚愕(笑)って語がお好きなようである。
詳細についてコメントしとうもないのだが、1)はインパクトがあったので報道された。不要。まあ赤字でしょう。冬も稼働するのか、安全対策等の維持費はどないするのか。4)は液晶のシャープ堺工場絡みだろうし、5)は近鉄のあべの高層ビルを便乗しただけだし、他は具体性に乏しく、輪郭がぼやけている。
時代錯誤は明らかである。
ミナミの外国人にしろ日本人にしろ観光客は戎橋のネオンや、かに道楽やえび道楽を背景に記念写真を撮っているのであり、訪れてみたい記念の場所になっている。映画『ブラック・レイン』で表現された渾沌さが魅力かもしれない。
doutonbori.jpg
驚愕性なんてそんなの民間にまかせておいたらええのよ。おいおい、メルボルン・タワーときたかあ(笑)。その大阪版はWTCがあるのでそれで充分でしょう。あの類の高さを競う時代は、現在では発展途上国的である。大阪は既に発展して伸び悩んでいるのであるから。追記)伸び悩みから衰退に向かっております。
そんなことより、観光バスのパーキングだとか、身近なところでは駐輪所やらそんなの整備して欲しいなあ。
中田宏にしろ堺屋太一にしろ博覧会好きなんだから。
タグ:WTC ミナミ
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2011年12月28日

ハイアットリージェンシー大阪の宿泊客は安眠できるのだろうか

大阪南港にある元WTCである大阪府庁咲島庁舎が「防災面でよろしくない」との批判がある。府知事時代の橋下の失策だと。
しかし、「防災面でよろしくない」建物を建てたのは大阪市である。無駄な出費をしたとゆうのならば、買い叩かれず出費された平松市長時代の大阪市は潤うわけで喜ぶべしである。それとも耐震工事の費用を大阪市はまとうてくれるのか。
東日本の震災の前と後では防災面の基準は過剰なスペックを要求されることとなる。

防災の観点から考えるならば住之江区は地震及び津波のリスクが高いと声高に唱えればいいのではないか。少なくとも咲洲地区には、多くのひとが集まる。インテックス大阪がある。ハイアットリージェンシー大阪がある。ミズノの本社がある。集合住宅の群がある。わたくしの知り得る範囲内では、これらが全て耐震性の問題をクリアしているのか否か言及はされていない。不公平だなあ。

わたくしが橋下支持派なんだなあと思われてしまいそうだが、そうではない。彼の取り巻きは何だか剣吞な雰囲気を有している。松井知事は傀儡的な愚鈍さが漂っている。
中田宏元横浜市長は生理的に合わないんです。(「日本を素手で美しくする団体」参照)
居酒屋の会長の学校の思想には賛同できかねる。むしろ苦笑してしまう。(「夢売る教育再生会議」参照)
「ワタミ会長、ダブル顧問就任へ 大阪府・市の「助言役」
大阪府の松井一郎知事は28日、飲食店チェーンを展開するワタミの渡辺美樹会長が、府特別顧問に就任することを明らかにした。教育に関するアドバイザー役として、大阪市特別顧問にも就く予定という。 (後略)
「asahi.com 2011年12月28日14時31分」より)
おいおい、勘弁してくれよお。わたくしが危惧するのは「行政や教育は企業ではない」が市場原理主義によってズタズタになってしまうのではないだろうか、ちうことであります。この点は首肯できかねるのであります。
ただこの「行政や教育は企業ではない」を盾にして、ぬくぬくとした身分の好待遇公務員のみなさまや、用途不明のハコモノの建設と維持によって累積赤字を増やしておることは事実であります。
大阪は傷の手当に緊急を要するのかもしれぬ。外科手術が必要なのかもしれぬ。元元お上に対して頼ることのない気質なので、官の施策をおせっかいと感じているので勝手にしたらいいやん的なノリがある。財界が文化を育んできた面があるのに、東京一極集中といった国の戦略で本社が東京に移り、先細りになってしまった歴史がある。

話を戻すと、震災の被害を想定しているならば、ポートピアアイランドや六甲アイランドもだめだめである。関空も神戸の空港もだめだめである。咲洲が危ないならば交通の要所となる関空や神戸はもっと危ないので危機管理できていないだめだめな都市設計とゆう理屈になる。だから伊丹を残しているのだろうかと好意的な解釈をしてしまうが、それなら海上空港は震災を想定すると役立たずだ、ごめんなさい、と明言して欲しいものである。

そんなことはお構いなしで、比較的合衆国的テイストのハイアットリージェンシー大阪では、宿泊客はゴージャスに熟睡しておられるのではないかと想像する。
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2011年12月10日

ユーゴー書店最終日に移転した明治屋に行って感じたこと

バタバタしておって随分時間が経ってしまつたけれど「ユーゴー書店と旭屋梅田店閉店から思うことあれこれ」を投稿したその当日、即ち12月6日が調度ユーゴー書店の閉店の日であるとの報を先輩から受けたので、これは行かねばならぬとあべのに向かつた。
明日のない店内の空気は重苦しい。失職する店員さんがいるのかと思うと気の毒である。彼らから、翌日から片付けをするとゆう話を漏れ聞いた。

ユーゴー書店は開業八十年を越える老舗だとは知らなかった。店内を物色していて「おおこれは凄い」といまさらながらに思ったのは、岩波書店の書の充実ぶりである。岩波新書なぞ同じ書が三冊以上置いている。大きな規模の書店でも、これだけの数は揃わない。なかには経年変化し褪色した表紙の古い新書なんぞもあり、岩波で絶版している書が入手できなくて困っていたことがあつたのが、この店の豊富な品揃えには気づかなかった。

店を後にして一杯やろうとゆうことになり、はて、あの明治屋がキューズモールでリニューアル移転した筈だ。前前から行きたかった。ちうわけで、明治屋にしました。
new_meijiya.jpg
再開発大規模商業ビルであるキューズモールの感心する点は、以前この地で営業していて立ち退いた店を大きな建屋のなかでも駅至近の恵まれた場所に設けたことで、小ぎれいになったとはいえ、aaだとかグリルマルヨシだとか赤垣屋といった昔日のラインナップが小さな一角にあつて仄かに嬉しい。
なかでも明治屋は前の店の面影をできるだけ忠実に復元しており、激しく嬉しい。ざっくりで値上がりもしていないみたい。
しかし座した卓の狭さと、隣席の酔客二人連れの大声にはげんなりした。
大声で話す内容も「あんまりそんなに大きな声だったら駄目じゃん」的会話であり、しうまいときずしの二皿とビールだけでスペースがない卓で、なまこいりまへんかと押し売りを店員がするのである。苛苛してきた。ビールをお代わりしたのが来ない。店員がなまこいりまへんか。おいおいビールが来てないやないか、どないなっとるねん。
カウンタが空いたので移らせてくれと頼むと、最初はできませんと言う。あのなあ、空いているやん席、うるさいねん隣の奴が、ええ加減にせえちゅうねん。
わたくしはキレそうになっている。
そうやってカウンタに移るとほっとした。なまこも頼んだ。うな肝も頼んだ。そして日本酒を頼んだ。樽酒も頼んだ。これでなくては。
「客層がちょっと変わってきてしもうて、こんなことですみません」
カウンタの内側から声がした。

別に変わるなとはいう立場にはないが、自分が何だか古参の客、口うるさい年寄りになったような寂寥感が湧いてきた。
タグ:あべの 岩波
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2011年12月06日

ユーゴー書店と旭屋梅田店閉店から思うことあれこれ

某知己から、あべののユーゴー書店が閉店すると聞いた。
厳密にいえば外商部門は残るらしいが、店は閉店する。突然の決定事項らしい。あべのはわたくしのハイティーンの頃とこの十年のフィールドである。あべので本を買うときはユーゴー書店に決めていた。駸々堂があった頃一等大きな規模の店舗だったがどちらかとゆうとユーゴー書店のほうが好ましい。
何故なら店舗がそれほど大きくないのである。これは本を物色するのに私的に都合が良い。疲れない。また夥しい出版物が大店舗に溢れかえり本のなかで溺れているような気がするのに対し、限られた面積のなか苦労して選択陳列された小さな店舗を徘徊するのはある種の愉しみでもあった。

既述であるが「本の将来−1990年代の芥川賞作品の六割は戦力外通告になる」ような世のなかである。芥川賞作品は文庫でさえ残らないようになってしまった。
同じような規模の東大阪の某書店である書籍を買い求めに行ったときのことである。結構新刊発売日とゆうのはええ加減なので出来しているのかどうか不明である。出回っているのか否かを店員に訊いたら「出てます」とのことである。どこに置いているのかと問うと
「いえ、売れてしまいました。なので取り寄せになります」
と取り寄せの手続きをするかどないしますねん、と共産国の百貨店の店員のように疑心暗鬼でめんどくさそうにいった。予約していても、もし他の書店に現物があれば客はそちらで買うとゆう心情は理解らなくもない。幾度もそのような目にあって来たのだろう。そんな雰囲気が漂っていた。
ベストセラーでもない限り売れれば補充はしないみたいである。
そこへAmazonが拍車をかけた。もひとつジュンク堂のような大規模書店がとどめを刺した。そんな感じがする。
「梅田の旭屋書店本店、年末いったん閉店…ビル建て替え」(「2011年11月26日 讀賣新聞」より)も記事によると「本店は専門書の豊富さなどを売りに人気を集めてきた。ただ、梅田は日本有数の大型書店激戦区になっており、出版不況も続いている。新ビル完成時の家賃相場も見通しにくく、なじみの地で新装開業できるかどうかは、確定していないという」らしい。
わたくしはジュンク堂以前の梅田では、ワンフロアの大きな紀伊國屋書店より、いちいち階を昇降しなければならなかったけれど旭屋書店を好んだ。曾根崎警察の隣だったから待ち合わせにもよく使った。

出版界の将来がどうなるのか心配しつつも、わたくしわけあって、ここのところ娯楽の読書ちうものをしておらん。欲求不満である。正月に読もうっと積ん読状態の本たちを見ていると溜息をついてしまう次第。

タグ:あべの
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2011年12月04日

忠臣蔵の季節に講談と云ふものを初体験

師走なので、なかなかタイムリーでございます。
忠臣蔵の“元祖”一般公開始まる 大阪市立中央図書館
江戸時代中期に活躍した大阪出身の浮世草子作家、都の錦(本名・宍戸光風)の作とみられ、後の忠臣蔵伝説の元になったといわれる自筆本「播磨椙原(はりますぎはら)」の一般公開が18日、大阪市西区北堀江4丁目の市立中央図書館で始まった。12月14日まで。

播磨椙原は、赤穂浪士の討ち入りから約8年後の1711(宝永8)年に忠臣蔵を書いた実録体小説。自筆本は、枚方市の水野知生さん(69)が義父の遺品を整理中に見つけ、関西大学の山本卓教授に鑑定を依頼した。

赤穂浪士の討ち入りを描いた数ある「忠臣蔵」伝説の中でも最初期に書かれた貴重な資料。現存する同題の本は他に3冊確認されているが、状態がよく「直筆で(別名「鉄舟」の)落款があることや、日付が記されていることが非常に重要な点」と山本教授は話す。

同図書館は12月3日に講演会「その名は『都の錦』〜元禄浮世草子作者の謎を探る〜」を同館で開く。山本教授の解説や大阪芸大客員教授の旭堂南陵氏の講談を予定。午後2時〜同4時、入場無料。定員300人(先着順)。問い合わせは電話06(6539)3302、同図書館へ。
「大阪日日新聞 2011年11月19日」より)

とゆうわけで行ってまいりました。市長さんが変わると、なくなるのではないかとゆう懸念のある市立図書館(まさかあ)へ。
当該浮世草子、当時は台本と「本」との境界線が曖昧だったとかゆうとまたええ加減なこと(追記:ええ加減でもなさそうな学説であります)を申しております。

それはさておき、ぢつは、わたくし講談を真剣に聞くのこの歳にして初めてなのでありまして、なかなか面白いものであります。落語と講談って案外似ております。へええ。元議員さん、弁が達者で。こうゆう芸能の演じる機会がもっとあったらよいのではなかろうかと切実に思いました。

こないだNHKの朝ドラ『カーネーション』で糸子の長女と、その祖父が歌舞伎を観に行く場面があった。へええ、昭和初期には小学生低学年くらいでも歌舞伎が理解るんだなあと素朴な疑問
歌舞伎は大丈夫っぽいですが、能とか、狂言とか、文楽(これが危なそう)とか距離が遠いなあと思う。年寄りが支えることになっているなら、数十年先も順繰りで次世代が支えるのか、そう上手くいくものかと危惧いたします。
落語と講談でふと、河内音頭を彷彿してしまったわたくしは、不毛であるといわれている大阪にも文化はあるので、保存ちうか保護ちうか(こういう表現は少し失礼な気もしますと反省)少なくとも演じる「場」だけは確保してくださいと切に願うのでありました、市長さんへ。
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2011年11月28日

西成といっしょになっていいんですか、と平松市長はいった

大阪市長選は橋下前知事が当選した。本件について考えがまとまらない。既述の事項と重なるのである下記にまとめた。

ただ一言申し加えたい。平松氏が演説で大阪都構想に反駁して
「西成といっしょになってもいいんですか」
と発言していたことが、ものすごくいやあな響きをもって未だに耳に残っている。わたくしの住居のある区は西成区に隣接しているのである。そして在阪のものにとって西成とゆう地域はかなりネガティブなイメジを有するわけである。大阪都構想に対してわたくしには賛成もしないし反対もしない。留保させて頂きたい立場である。
それは別として、そんなに駄目なんですか、西成といっしょになるのが。
あのぱっと見い紳士的なかたが、あの発言はないだろうさいてー、駄目じゃん。未来のこともあり記憶に留めることにした。

全般)
「大阪市民をバカにしているみたい」
「あからさまな政治活動にはドン引きしてしまう」
「大阪は肥大化する保険費用を払うのかと元大学教授に訊きたい」
「物言えぬ株主、大阪市」
「世界で十二番目の住みやすさ」
「橋下知事のTwitterの激しきこと」
「お笑い票とは何ですのん」

公務員問題)
「有限会社大阪府商店の憂鬱」
「就活している大学生も大阪の公務員も中小企業的体質を嫌っているんだろ」
「大阪維新の会の支持基盤は公務員に対するルサンチマンかもしれぬ」
「役人は天国、民間は生かさぬよう殺さぬよう」

「大阪市職員削減について−記事の見出しから」
「労働者貴族階級のこと」
「責任者出てこない、居座る」
「なんとなく田沼意次」
「三万円の官給品」

行政・教育)
「衆愚行政としてのサブウェイ」
「福祉ならもっとどんぶり勘定」
「女性専用ハコモノの言い換え」
「ばか騒ぎ誘致に負けた都市」
「南港に失礼な気がする」
「空港だらけの列島」
「だれもが厭がる基地どうぞ」
「そこまで言ってくそ委員会」
「大阪の私学助成どっちもどっち」
「何でもありでしょ給付金」
「人気取りにちょそん学費無償化を使うポリシーのなさ」

タグ:橋下徹
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2011年11月07日

こども無視しているのは迅速な措置の府立高校と教育委員会のほうではないか

いろいろとしがらみがあって、聖域なので突っ込まないでおこうとしていたのだけれど、やはり得心がいかぬ。取り敢えずこういった報道が小さく載っていた。
大阪の高校、来春は「狭き門」?…募集定員、受験予定者に2000人不足
大阪府内の来春の高校入試で、公私立高合わせた募集定員の総数が、府内の受験予定者数より約2000人も少ないことがわかった。  
地域政党・大阪維新の会が府議会に提案した教育基本条例案が成立すれば、定員割れが3年続いた府立高が統廃合されることもあり、今春入試で定員を満たせなかった多くの府立高が統廃合の対象となるのを避けようと、事前に定員減を求めたためだ。前例のない異常事態で、府教委は4日、私立高側に「定員を増やして生徒を受け入れてほしい」と緊急要請する。
府内の公私立高の募集定員はこれまで、中学生の進学先確保のため、公立7割、私立3割の比率で事前に割り振り、受験予定者の総数を下回ることがなかった。全国ほとんどの都道府県も同様の対応だが、大阪では、維新の会代表の橋下徹・前知事が今年度、「公私間の競争を促す」と私立高授業料無償化策を拡充したのを受け、今春入試から公私間の枠が撤廃された。
今春は府内の受験予定者6万5190人に対し、公立が4万6440人、私立が2万1300人の募集定員で入試を実施。募集が受験予定者を2550人上回る状態だったが、無償化制度のあおりで私学に人気が集中し、一部の私立高が定員を大幅に超える合格者を出した。一方で、公立への進学者は定員を約1500人も下回り、府立高(全日制)132校の3分の1にあたる42校が定員割れとなった。
このため、府教委は、原則1校当たり240〜400人だった府立高の定員を、来春から志望状況や高校の意向に応じて柔軟に設定する方針に転換。各校の意向を聞いたところ、条例案の統廃合ルールを懸念し連続の定員割れを免れたい各校が、軒並み定員減を求めてきた。この結果、公立の募集定員の総数は4万3000〜4万4000人と、来春の府内の受験予定者数約6万7000人の65%にとどまったという。
これに対し、私立側は「無償化で人気が上がっても、学校の収容能力には限りがある」などとして、募集定員の総計は今春とほぼ同じ2万1400人に設定。公私合わせても、府内の受験予定者数に約2000人足りない事態となった。
毎年11月中旬には、公私立高とも募集定員を発表するが、府教委は「このままだと全員の進路が保証されない」と、私学団体に、今年の実績に見合った定員増員の協力を求めることを決めた。私学団体は、私学全体で定員増を受け入れる方向で検討する方針だが、私学間に難易度の差もあり、どの学力レベルの定員をどれだけ増やすのか、調整が難航しそうだ。
維新の会は府議会の過半数を占める。知事、大阪市長のダブル選(27日投開票)で条例案の信を問うとしており、維新の候補者が当選すれば、条例案は12月中旬の本会議で可決される可能性がある。
「讀賣新聞 2011年11月5日」より・太字は引用者)
時期が時期だけに冷静になろうと努めることにいたします。不可解で理不尽な話である。上手くまとめることができなかったなりに検証してみたい。

1)受験希望者は全て受け容れなければならないのか。
高等学校は義務教育ではない。大阪府の統計によれば中学卒業生の高校進学率は98%らしい(註)。この事実に対する是非は別として「べーつに高校なんて行きたくねえもん、おれ」といった生徒もいるだろうと推測する。しかし「いまどき高校ぐらい出ておかないといかんぞ」と親なり中学校の教師なりに諭されて進学する生徒もいてるだろうに。大阪府教育委員会の「このままだと全員の進路が保証されない」とは余計な御世話なのかもしれない。

2)2,000人て騒ぎ立てるほどすごい人数なのか。
わたくしは進学予定者とゆうのはどういう定義なのかは存じあげない。力不足で申しわけないが、その進学予定者総数に占める不足人数2,000人は僅か3%である。されど3%、たかが3%。
私立は所謂公立の「滑り止め」の役割を担う伝統があり、定員数の何倍もの合格者を出す。多い合格者から本当に入学する併願者の人数を推計することは難儀な仕事である。合格者の数を多く超過せぬように文科省の規制がある(助成金貰えなくなるもんね)ので、それを緩めれば公立の不足分を補える筈である。私立は腹立たしく思うであろうが。
因みに政府の2008年度の政府の統計「(5−9)都道府県別中途退学者数及び中途退学率(国・公・私立高等学校)」によれば大阪府の高校中退者は5,004人(分母数は220,328人)で2.3%である。これは全学年の数なので比較はできないが、中退者の一部は何らかの事情があるのか、若しくは高校に適さなかった生徒が入学してしまったと解釈してもいいのではないか。その後者の比率を知りたい。無理に学校に行かせないで職人となってもいい。また大学に行きたければ大検経由といった経路もある。

3)学生減の将来のヴィジョンはあるのか。
これは深刻である。学生の人数は減るのに応じて縮小していかざるを得ないが、七対三の比率をお手盛りで行うと持続不可能な状態になる。また便宜を図ってもらう為に教育委員会から私学に天下りしたりしているような体たらくになるわけだ。
これじゃあ一部の私立の進学校に集中してしまう。高等教育の未来は市場原理で動き始めている。サバイバル化するであろう学校存続のモデルケースとなる。
その上に位置する大学は現在なお懲りずに職業訓練校と化して膨張している。縮小が始まった場合にどうするのかと心配するけれど、数年後には、大学全入の代償として、かつて大学であった廃校の残骸が散在するようになるだろう。大学そのものの地位低下は既に始まっている。

4)結局あんたら既得権益者は自分のことしか考えていないとゆうことがよく理解った。
教育委員会と公立高校はくそやろうである。
わたくしは教育基本条例に対する懸念も理解するし、賛否を問うことは論じてもよいし、批判的な見解も尊重もする姿勢である。定員割れ三年で統廃合とは早急に過ぎると考えるものである。が、何だあのざまは。
考えても見給へ。まだ選挙の結果も決まっていない。教育基本条例は決まってもいない。なのに、定員割れの懸念のある学校の定員減らしをするとは、自己中どんだけえ。こうゆうことに限って迅速なんだから。自己保身の為ならなんでもありか。
そして、そのしわ寄せを私立にお願いと来たものである。何とも都合のいいことだろうと呆れてしまう。

今回の定員割れ問題の発端は大阪維新の会にあるといえる。でもねえ、教育委員会と公立高校の措置は彼らが自らの持つ既得権益を手放したくないだけのように見える。しかも性急である。こどものことなんて考えていない。こどものことを考えるのであれば、この後の議会で条例の内容の見直しを検討して貰うように働きかけるとか、そうゆう手続きを経てから定員削減すればいいのに。再度申し上げる、今回の定員削減した教育委員会と公立高校は自分のことしか考えていない、生徒の事情など眼中にないのだ。
きれいごとを言うな!
大阪は、財政赤字、官僚主導、教育については国政の問題を、高校については大学まで及ぶ高等教育の孕む問題を、これらを凝縮して浮き彫りにしてくれている。
既得権益者は大義名分の下、何も手放したくないし、パブリックな未来に対する畏敬の念もない。

註)
大阪府の統計(速報)によれば今春の中学卒業生の高校進学者数(通信制除く)は77,394名であり本報道の「受験予定者」65,190名と違算が生じている。理由は不明だが、例えば高校進学者のなかには中高一貫校の生徒や他府県の高校進学者が「受験予定者」にカウントされていないとか、統計に使用されている「高校進学者」と「受験予定者」の定義自体が異なっている(汗)だろうと推定いたします。いろいろあるのよ。
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2011年11月02日

有限会社大阪府商店の憂鬱

先月末、橋下知事が退任したときの「大阪府職員の皆さんは優良会社の従業員です」とゆう台詞にとても、いやあな響きを感じた。
彼は行政を「会社組織」だと認識しているのである。それもワンマン社長が経営している。例えば大阪の電器会社だとか、偏屈おやじのオートバイ会社だとか、新興居酒屋のチェーン店会社だとかで、創業者が切り盛りしている中小企業的な気質の会社である。
わたくしは中小企業の二代目だったから、このようなリーダシップはなかった。臆病な性質なもので。現状維持か下手なことはしないようにと、上手くいけば、ちょびっとだけ改善できればいいとゆう消極的なダメ人間である。
したがって、この「大阪府職員優良会社の従業員」発言には拒否感があるわけであります、何となく。こうゆうの駄目なんです。

わたくしは社会人になったときに受けるセミナーで偉そうにしている先生が
「会社の共有している目的は何ですか?」
と訊かれて「へえ、何だっけ」と眠そうな頭で
「それは会社が利益を出すことです」
と言われて「ああ、そうなんだ利益が出なかったらお終いだもんなあ」と洗脳された。(それだけじゃあないんだけど)単純化して教わった次第である。

大阪府が会社ならば倒産していてもおかしくない。だから出資者である府民は倒産させない方向に向かうのは当然である。従事しているひとたちである公務員のみなさまに「潰れるわけがない」と思われたら心外である。単純に言うなら行政はサービスを提供し、民間の活力が上昇し、税収で潤い、そして成立し得るものであるのではないか。
実際はこのような利潤追求のものではないことはわたくしも理解っているつもりである。
赤字なのに、下降したとはいえ民間より高い収入を得ている地方公務員が支持基盤となっている民主党の候補に主導権を渡せるか。手ぬるいやないか、いっそのことリーダーシップのあるひとにやらせてしまえと自暴自棄になる傾向にあることを、わたくしは懸念する。
どうせお上のことを信じない土地柄です故。

つながり)「大阪市職員削減について−記事の見出しから」
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2011年09月27日

堀江のおしゃれなビルのルーツは味園かもしれないと云ふ仮説

こないだ千日前を歩いていたら、何ともいえぬ既視感。
ex_misono.jpg
思い出していたら堀江とゆう大阪では比較的おしゃれな街にある建物であった。

ex_horie.jpg
初めて眼にしたとき、夢を見ているのではないかと思った。似てるじゃん(笑)。こちらのほうが先鋭的ですし、時代は離れているけれど。

体調を崩してしまったので、ぢやあ。
タグ:味園
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2011年09月23日

役人は天国、民間は生かさぬよう殺さぬよう

前エントリィの平成19年地方公務員給与実態調査結果の概要(PDF)が見難いので要約したものを下記に記す。月収と年齢と官民格差である民/官の数値である。

【官】清掃職員 428,850円(44.4歳)/【民】廃棄物処理業従業員 300,100円(43.3歳)70%
【官】学校給食員 345,448円(47.2歳)/【民】調理士 256,800円(41.5歳)74.3%
【官】用務員 378,750円(48.7歳)/【民】用務員 228,900円(53.7歳)60.4%
【官】自動車運転手 410,106円(50.2歳)/【民】自家用自動車運転手 286,200円(52.5歳)69.8%
【官】守衛 450,176円(48.8歳)/【民】守衛 256,400円 256,400円(58.2歳)56.2%
【官】電話交換手 401,126円(48.6歳)/【民】内線電話交換手 213,200円(41.4歳)53.2%
【官】バス事業運転手 462,993円(45.1歳)/【民】営業用バス運転手 315,700円(45.3歳)68.2%

電話交換手なんていまどきあるのかといった突っ込みはさておき、平均年齢の差を考慮しても全ての職種に於いて公務員の給与水準が高い。これに加えて賞与の水準がまた現実離れしているでしょう。ああこれじゃあ、公立の保育園なんて増やせないわけだ。民間なら六割程度の人件費ですむことを総務省自体が認めているのである。猪瀬さんの二の舞にはなりたくない。
私見では、公務員の待遇のいいのは一応「労働者の地位向上はわれわれ公務員から勝ち取り、それを他の労働者へと波及させましょう」といった憎むべき労働貴族階級の建前だろう。しかしこの財政難だ。彼らにとって船が沈めば自分たちも困る。故に非正規雇用でしのごうとゆう裏技を使用する。

知り合いに年金局の窓口で働いているひとがいる。非正規雇用だから苦情の混じった問い合わせの矢面に立たされているわけだけど心中では「そんなこと言われましても知ったこっちゃない」わけである。
過日、飲み屋でホッピーを愛飲している青年がいて、どちらも三十二歳である。ポッピーが安くて酔えますからねえとゆうことらしい。ひとりは司法試験の結果待ちである。資格が取れても働き口があるのかなあと心配する。もうひとりが北京語が話せるエンジニアらしい。現在公的機関に勤めている。ほほう。
「でも、今年いっぱいで雇い止めなんです」
非正規雇用状態の眼を血走らせている彼に、技術もあり、語学ができるから職は見つかるのではとわたくしは言ったが、その台詞は虚しく宙を舞うばかりである。
既得権益に守られている国家公務員のコストを二割カットするとゆう民主党のお約束は反故にされようとしている。民主党の支持母体の地方公務員を擁する地方自治体でも同様である。だから平松市長はいい人柄なのだけど、人柄の良さで正規雇用公務員の痛みを伴わないままで、区民祭りに躍起になっている場合ではない。
hasimoto_tweet.jpg
橋下さあん、ツイッター使い方を再考して頂けないかなあ。危なっかしいたらありゃしない。対照的に平松市長のツイートは田舎の代議士みたいだし、どっちもどっちである。
大阪市は仮にも日本三位の二百万人都市なのである。モンロー主義持続させるのか、それとも小都市の首長並みのスタンスならばスケールダウンさせるのか、どちらなのか即断して頂かなければならない。
わたくしはやや橋下派に近いかもしれないが、情緒不安定な危うさは感じている。だから平松市長も具体的なソリューションを提示して欲しい。香山リカなんか出して反「ハシズム」集会などやっていている場合かと苦言を呈する次第である。わたくしからするとどなたを選ぶべきなのかの論点が見え難いので困っております。有権者に残された時間は少ないのであります。
これは何も大阪に限ったことではありません。
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2011年09月22日

大阪維新の会の支持基盤は公務員に対するルサンチマンかもしれぬ

橋下府政に対して部分的に賛同できるが、そうでない部分がある。確かに彼は政治家としてパフォーマンスに長けている。インパクトのある御発言をなさる。各種政策に対して花火を打ち上げる。なかなかいいじゃないかと思わせる。
しかし打ち上げっぱなしで整合性のないものもある。
わたくしが懐疑的なのは、自らが知事出馬に対して200パーセント出馬しませんを翻したり、過激な言葉を選んで使用したりする点で、東京の知事さんと酷似している。衆愚政治よ。

うへえって思ったのが今年の四月の府議選市議選のときのことである。府議選は定数109人のところ60人擁立した。市議選は定数86人のところ44人を擁立した。府議会は過半数獲得したが、市議会は獲得できなかった。
橋下知事曰く、過半数取れなかったから敗北した。市も府も最大会派である。常識的に考えてあの状況下で市議会に擁立した全ての候補者が全員当選するとは考えられない。彼は市のほうは過半数獲得しようとは考えていなかったのだろう。したがって、わたくしは彼の言葉を信じることができない。

彼は絶対的な権力が欲しいのである。彼が権力を掌握した後に向かうのが、良い方向なのか、悪い方向なのかは不明である。彼の権力志向を快く思わないひともいるだろう。政界の島田紳助になるやもしれない。(この辺り微妙なんで)わたくしは政策で協調している元横浜市長のことは嫌いであるので大阪維新の会にベットすることに躊躇してしまう。
橋下知事が人気があるのは「官民格差」を力説するからである。民間の企業で従事しているひと。大企業と中小企業の格差はあるし、官民関係なく非正規雇用のひともいらっしゃる。
pay_kanminkakusa.jpg【ダブルクリックで拡大】
(追記:見難いので要約した内容を次のエントリィにて記すことにする)
この資料は総務省のもので平成19年地方公務員給与実態調査結果の概要(PDF)にあった興味深い資料である。翌年度は何故か探せなかった。給与の公開はその統計の出し方を恣意的に操作することができるし、巧妙に比較し難いようになっているから精査するのが煩雑なのである。しかしこれは総務省自ら
「これは民間の給与が安いでしょ」
と認めているのに等しい。年齢等を考慮しなければいけないが、ざっくりで民は官の六割から七割の給与水準である。しかも馘首される水準が非常に高い安定していない地位に置かれている。
勿論真面目に業務を遂行なさっている公務員のかたもいることが前提で申し上げると、積もりに積もった大阪市職員の不祥事や厚遇措置に辟易している民間の有権者のルサンチマンが、橋下政権を支えているのではないか。
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2011年09月12日

あべの到着お手洗いどっちが近いねん

Twitterで新宿到着。トイレどこか分からんわ! これ作ったやつマジくたばれ。は拝見したのですけど、これを元ネタにGIZMODEで「twitterで話題の「わかりにくすぎる案内版」の改良案が続々と登場!」で話題になっているらしい。
なるほど、わたくしの場合は素直に左方向に行きます、多分。しかし手洗いの必要度が逼迫していたら冷静になれず、まっすぐ行ってしまうかもしれません。
これが九枚のパネルから構成されている点が好奇心をくすぐり、多用な解釈を喚起してくれるのであろう。
せやけれど、こんな場合はどないしたらええねん。
whereisWC.JPG
地下鉄あべの駅ですねんけど、ホームの中央ですからどちらが正解なのか迷いますなあ。
新宿の場合とことなり思い切り単純に二者択一でございます。
上の「左行き」の黒い表示のほうが公式っぽい。何故かアルファベットで「Toilets」。何故か複数です。
下の「右行き」表示は、よく言えば手作りっぽい悪く言えばパチモノっぽい雰囲気があります。何故かアルファベットで「Lavatory」。こちらは単数。

保守的に考えれば左行きのほうが確実感はあるのだけど、もしかしたら右行きのほうが新設かもしれないし矢印の色が本能的にええことがありそうで(笑)。どっちやねん。
三年前のことなので現在は改善されているのかもしれない。それをこの駅でたまに降りるときにチェックしようとして、いつも忘れてしまうのでありした。
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2011年08月28日

東北から来た高校生

愚息の通っている高校に東日本大震災で被災した生徒がいるらしい。
彼(性別が不明なので一応男子と仮定しておこう)の眼からすると大阪はどう映っているのだろう。
いきなり一斗缶バラバラ死体の事件が発生する。まるで桐野夏生の小説みたいである。ちょっとびびる。わたくしも移転してそのような事件があったらびびる。

また周囲のひとの使用する言語の落差が大きい。声が大きい。河内も範囲として入っているのでみんな怒ったら(怒っていないのだけど)ヤクザみたいだ、と思われても仕方あるまい。会話もまたボケと突っ込みが交錯しているので(全てとは断言しないけれど)そのペースについていくのに苦労するだろうと危惧する。

また、わたくしの行動範囲だけかもしれぬが、堅気なのだけど、あまりにも堅気のひとに見えない服装のひとが多い。例えば、何とも形容し難い派手目のスーツを平気で着用しているのである、それがイタリアのブランド物だとしても、どうしても漫才師か『ミナミの帝王』の街金としか見えないのが悲しいのである。
女性はの場合は虎や豹のネコ科の柄(MacOSかよう)は少なくなったものの、どちらかとゆーと派手である。とにかく、何もかもが過剰なのである。
「えらいとこに来てしもうた」
と彼らはそう思っているのではないか。
そんなことは杞憂で、順応性のある生徒だったら毎日が吉本興業みたいでいいなあ、と前向きにそう思ってくれればいいのですけれど。
東京には東北人が多かったのでその独特の訛りとか雰囲気といったものに対して隔たりは感じないが、初めて東北と接した大阪人であったら馴染むのにお互いが苦労するのではと思う。そうゆう意味では案外大阪も田舎なのである。
半年間まともに授業受けていないらしいから巻き返してください。手垢のついた「がんばれ!」とは言わない。
タグ:
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2011年07月13日

大阪の手洗いにて

大阪の比較的古いビルの手洗いはなかなか趣向を凝らしているように思う。
upright_paper_position.jpgこちらのトイレットペーパーの設置されている高さは一メートル以上はある。しかも和式である。
あの壁の下に上下水道管やガス管が通っているので避けたとか。ちょっと考え難いなあ。
ひとつの可能性は、用を足す前に推定約六十〜八十センチを破ってゲットしてからおやりなさいとゆう意味なのではないか。考えようによっては使用量の抑制になるだろうし、合理的である。
しかし、合理的とは窮屈なものである。個人差があるだろうし、利用者の体調にもよるだろうし、そのような画一的な考えはよろしくない。
したらば、もうひとつ推論してみる。
もしかしたら、トイレットペーパー据え付け時にその施工をした職人さん(素人の場合も考え得るが、ここでは便宜的にプロがやったことにする)が「怠いなあ」とか「狭いなあ」とか「気分じゃねえなあ」と説明できない不条理な理由でこの場所に設置したのかもしれない、とそのように思うわけである。まあ害がないか。

never_vomit.jpg never_bath.jpg(クリックしたら拡大)
こちらはそれぞれ別の場所であるけれど、どちらも洗面の水道の蛇口近辺にあったものである。ちょっとどうかと思うぜよ。

左の「嘔吐するならゴミ箱へ」とゆうのはあまり、いい気持ちがしない。学生街の飲み屋じゃああるまいし。よほど悪酔いする客が多かったのであろう。右は早朝にここで身だしなみを整えるホームレスのおじさんの画を想像してしまったので、普通に洗面をしたら何が悪いと思ったが、一般的に洗面する気にはなれないはなあ。
これらの注意書きは、「中元受け取らない方針となっております」の病院の貼り紙と同じく実際にそのような事実があったとゆう事実を暴露しているようなもので、そのような醜態をさらしてまで未然に防止したいとゆう苦悩を感じるのでありました。
タグ:変なの
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2011年07月03日

夏(生野にて)

もうすっかり夏である。
ikuno20111.jpg
生野区の下町を歩く。不快指数が上昇し、汗が滴り落ちる。
それにしても不思議な意匠の建物である。国籍不明なのだけど、不思議なことにあまり違和感がない。
ごちゃごちゃしているし、猥雑だし、コリアン濃度も高いこの界隈が、わたくしは好きである。交通が不便で地下鉄の通る三十年前までは陸の孤島と呼ばれていた。
ikuno20112.jpg
文具屋さんである。年季の入った「パイロット萬年筆」の銘があるショーケースのなかには平成のペンが寂しそうに余裕を持って並んでいた。それより、この塩ビでできた怪獣たちは売り物なのか、コレクションなのか不明で、店のひとに訊くことは躊躇われる。

しかし暑いっ。生野区の特徴は「お好み焼き屋と喫茶店」密度が極めて高水準であることである。喫茶店は現在風の小ぎれいなカフェではなくって開店して二十年以上の昔ながらの喫茶店である。
わたくしにとってお好み焼きはビールを誘発するので避けて、適当な喫茶店の扉を開けて冷コーを飲む。冷房はかなり効いている。常連さんがいて世間話をしている。何だか落ち着く。そして半時間ほど涼んでコリアンタウンを通ると、ちょっと昔と違う雰囲気なのである。韓流(男優さん主体)の各種グッズを販売している店がちらほらでき、それを買いに来られる御婦人がいらっしゃる。
新陳代謝される部分がないと街は活気を失うと愚考するが、ここは昔から活気はあった。もっと活気づいて、街は蒸し豚とキムチと韓流グッズで渾沌としております。
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2011年06月22日

物言えぬ株主、大阪市

橋下知事が関西電力の15%の節電要請に対して拒否した。わたくしは別に全面的熱烈支持者ではないが、本事項について彼の「15%の根拠がない」とゆう理不尽な思いは理解るし同意するものである。
上から物を言うとはこのことで、他者を納得し得る理由なき数値である。巷間、節電モードになっているが、「何となく節電しなきゃあ」と関西に於いても電気の浪費は非国民扱いである。
原発依存低下を争点に 大阪市長選で橋下知事
「大阪維新の会」代表を務める大阪府の橋下徹知事は22日、原発依存度を下げ新エネルギーに転換する構想を、11月ごろに想定される大阪市長選で公約に掲げ、争点化する意向を固めた。
大阪市は関西電力の筆頭株主で、維新の会の候補が当選した場合は株主総会で提案する方針。知事は同日、「維新の会の市長だったら(提案を)するでしょう」と府庁で記者団に述べた。
現職の平松邦夫市長は「脱原発」の必要性を関電側に伝えたものの株主提案に否定的。知事は関電の八木誠社長との21日の会談後も「(平松氏が出馬すれば)対立軸になる」と指摘していた。
福島第1原発事故で不信が強まる中で、関電は原発を基軸の電源と位置付ける姿勢を崩していない。知事は関電側に見直しを迫り、平松市長との考えの違いを鮮明にする狙いがあるとみられる。
市長選をめぐっては、橋下知事は維新の会から候補を擁立する方針。自身のくら替え出馬も示唆している。平松市長は再選出馬をまだ表明していない。
「東京新聞 2011年6月22日 11時49分」より・太字引用者)
へええ、大阪市が関西電力の株主だったんだ。
株主に対し無礼極まりない。
首相は脱原発で居座り、海江田経産相は再稼動させると世界のひとびとに公言し、大阪府知事を筆頭に各首長たちは原発再開に反対し、株主より電力会社のほうが強い立場っぽい。変なの。
だいたい、このカイエダとゆう男、バブル期に財テクで株買え、不動産買え、養老保険お得ですと、うるさいことこの上なし。営業車でAMラジオ点けてたら聞こえてくるわけ。こやつ、生理的に嫌いである。
閑話休題。
一応、大阪府も節電を呼びかけているようであるが、電力が足りなくなるような時刻にいざとなったらエアコンを切ればいいじゃん、らしい。無茶なことだと感じるが。案外合理的で正解かもしれない。病院とか産業用の分は別にして、非常事態になると大阪の集積した街中では
「あぢあぢ、仕事にならん」
と事務所、喫茶店にでも行って、ひえひえとだなあ、と涼むのである。そこで高校野球でも(開催できればのはなしだが)観戦して夕方になってしまったので早仕舞いして飲み屋でビールといきまっか、となれば景気はよくなる。景気がよくなるとは電力の消費につながるのであるがこれは仕方のないことである。景気よくしろ、電気使うなとは相反する事象である。
タグ:橋下知事
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2011年06月17日

津波的視点からみる大阪府庁移転の賛否

今回の大震災が大阪府庁移転に影響しているみたいであります。まいったなあ。
M9で想定以上の津波「阪神16市襲う」 JR大阪駅・御堂筋…東南海・南海地震で試算
(前略)
試算したのは、東日本大震災復興構想会議の委員で、関西大社会安全学部の河田恵昭学部長(社会安全学)。大阪府咲洲(さきしま)庁舎の安全性を検証する専門家会議への参加も内定している。
河田氏の試算では、東南海・南海地震がM9.0規模で起きた場合、大阪湾岸では高さ5.5メートルの津波が発生する可能性がある。地盤の高さと照らして浸水域を描くと、被害は大阪市周辺などで計16市前後に及ぶことが分かった。
大阪市内では、JR大阪駅(北区)や新大阪駅(淀川区)、市内のメーンストリートの御堂筋や市役所(北区)も浸水域に入るほか、府咲洲庁舎(住之江区)や市営地下鉄、地下街にも大きな被害が出ることが予想される。
(中略)
大阪市内では、海抜約20メートルの上町台地にある府本庁舎(中央区)や府警本部(同)、市立阿倍野防災センター(阿倍野区)などは被害を免れると想定。ただ、これらの建物も上町断層帯が近くを通っているため、直下型地震に見舞われるリスクを抱えている。
国の中央防災会議ではこれまで、M8.4クラスの南海地震で大阪湾に到達する津波の高さを2.5メートルと想定。浸水想定域も、大阪市の湾岸部や堺市、尼崎市の一部にとどめていた。
「msn産経ニュース 2011/6/16」より・太字引用者)
二年以上前の大阪府庁WTC移転問題発生当時より、河田惠昭教授は防災面で反対派でした。「M8.4クラスの南海地震で大阪湾に到達する津波の高さを2.5メートル」だった頃からであります。
せやけど、どないせいちゅうん。
WTCを始めとして大阪市庁も、梅田も、御堂筋も、地下鉄も全滅で、かといって上町台地も活断層の上だとゆうのであれば安全な場所はどこにもない。各種インフラが機能不全となるだろうし。沿岸部は当然ある程度の防波堤的な措置は必要かもしれないが、それほどコストをかけるわけにもいかない。屁のつっぱりにもならんかもしれない。
そりゃあ現在の府庁のほうがWTCより津波の危険度が低い。しかし直下型地震の観点であれば逆になる。結論からすると五十歩百歩であるまいか。
これをいっちゃあ身も蓋もないけれどM9.0の地震が発生してしまい、想定通りの津波が来るならば阪神間はもうアウト!であります。
trd11061613530016-p1.jpg osaka_map_AD320.jpg
記事に載っていた脅迫めいた想定地図(左)を眺めておりますと、現在から十三世紀前の大阪の地図(右)(大阪府のホーム頁「治水のあゆみ」より)に酷似しているではありませんか。昔は大阪は海と河と湿地だった。陸地がよくまあ拡張したものだ。GoogleのFlood mapsでも若干の違いがあるけれど、数値を入れるとだいたい同じような感じになる。尤もこのツールは地球温暖化と洪水の危険度で調べたときに使用したもので何だか皮肉だなあと溜息をつくのでありました。

つながり)「南港に失礼な気がする」 「名ばかりの中央線」

タグ:WTC
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