2011年09月23日

役人は天国、民間は生かさぬよう殺さぬよう

前エントリィの平成19年地方公務員給与実態調査結果の概要(PDF)が見難いので要約したものを下記に記す。月収と年齢と官民格差である民/官の数値である。

【官】清掃職員 428,850円(44.4歳)/【民】廃棄物処理業従業員 300,100円(43.3歳)70%
【官】学校給食員 345,448円(47.2歳)/【民】調理士 256,800円(41.5歳)74.3%
【官】用務員 378,750円(48.7歳)/【民】用務員 228,900円(53.7歳)60.4%
【官】自動車運転手 410,106円(50.2歳)/【民】自家用自動車運転手 286,200円(52.5歳)69.8%
【官】守衛 450,176円(48.8歳)/【民】守衛 256,400円 256,400円(58.2歳)56.2%
【官】電話交換手 401,126円(48.6歳)/【民】内線電話交換手 213,200円(41.4歳)53.2%
【官】バス事業運転手 462,993円(45.1歳)/【民】営業用バス運転手 315,700円(45.3歳)68.2%

電話交換手なんていまどきあるのかといった突っ込みはさておき、平均年齢の差を考慮しても全ての職種に於いて公務員の給与水準が高い。これに加えて賞与の水準がまた現実離れしているでしょう。ああこれじゃあ、公立の保育園なんて増やせないわけだ。民間なら六割程度の人件費ですむことを総務省自体が認めているのである。猪瀬さんの二の舞にはなりたくない。
私見では、公務員の待遇のいいのは一応「労働者の地位向上はわれわれ公務員から勝ち取り、それを他の労働者へと波及させましょう」といった憎むべき労働貴族階級の建前だろう。しかしこの財政難だ。彼らにとって船が沈めば自分たちも困る。故に非正規雇用でしのごうとゆう裏技を使用する。

知り合いに年金局の窓口で働いているひとがいる。非正規雇用だから苦情の混じった問い合わせの矢面に立たされているわけだけど心中では「そんなこと言われましても知ったこっちゃない」わけである。
過日、飲み屋でホッピーを愛飲している青年がいて、どちらも三十二歳である。ポッピーが安くて酔えますからねえとゆうことらしい。ひとりは司法試験の結果待ちである。資格が取れても働き口があるのかなあと心配する。もうひとりが北京語が話せるエンジニアらしい。現在公的機関に勤めている。ほほう。
「でも、今年いっぱいで雇い止めなんです」
非正規雇用状態の眼を血走らせている彼に、技術もあり、語学ができるから職は見つかるのではとわたくしは言ったが、その台詞は虚しく宙を舞うばかりである。
既得権益に守られている国家公務員のコストを二割カットするとゆう民主党のお約束は反故にされようとしている。民主党の支持母体の地方公務員を擁する地方自治体でも同様である。だから平松市長はいい人柄なのだけど、人柄の良さで正規雇用公務員の痛みを伴わないままで、区民祭りに躍起になっている場合ではない。
hasimoto_tweet.jpg
橋下さあん、ツイッター使い方を再考して頂けないかなあ。危なっかしいたらありゃしない。対照的に平松市長のツイートは田舎の代議士みたいだし、どっちもどっちである。
大阪市は仮にも日本三位の二百万人都市なのである。モンロー主義持続させるのか、それとも小都市の首長並みのスタンスならばスケールダウンさせるのか、どちらなのか即断して頂かなければならない。
わたくしはやや橋下派に近いかもしれないが、情緒不安定な危うさは感じている。だから平松市長も具体的なソリューションを提示して欲しい。香山リカなんか出して反「ハシズム」集会などやっていている場合かと苦言を呈する次第である。わたくしからするとどなたを選ぶべきなのかの論点が見え難いので困っております。有権者に残された時間は少ないのであります。
これは何も大阪に限ったことではありません。
posted by 井上勝裕 at 17:10| Comment(1) | TrackBack(0) | 上方ええのう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
公務員給与も40代、50代が年功序列で高給与。
能力給に変えて、一部民間企業でもやっている50歳で退職、再雇用の場合は5割カット。
その分、浮いた人件費で20代、30代を雇用し、ワークシェアリング。
特に地方の若年層失業率を抑えるには有効では。
Posted by ワークシェアリング at 2011年09月24日 06:13
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