2009年06月28日

コンビニはバーゲン戦略すればいい

ホテルでの立食パーティに行くと「残してはいけない」とゆう強迫観念に駆られてしまう。供される料理は概して過剰である。あまりにも少なければ貧乏くさいと文句が出る。
同様に街なかの市場(国内外を問わない)に行くと極貧の地域でもない限りこれまたもので溢れている。買えるだけの余裕があるか否かは別問題として。旧共産圏は経験したことがないから知らない。
一等売り手側からすると合理的なのは、売り切り御免のシステムである。ラーメン屋焼肉屋蕎麦屋でよくあるが、ありがたいことにひとが並ぶ。しかしこれでは規模の拡大は望めない。根付いた人気がメディア間で拡大する。店舗を増やす。飽きられる。味が落ちる。極めて流動的。
売り切り御免で困るのは営業時間が確定できない点である。時間が決まらなければ歩合制にするのか(笑)これでは他人は雇えない。収益は安定しない。

安くなってええやんとゆうものでもない。池田教授は相変わらず単純に最安値が正しい(「コンビニという名のヤミ再販」)とお考えのでいらっしゃいますけれど。そんなに単純なものか。
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スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学
コンビニの存在を考える上に於いてどうしても見逃せないのが取引コストの概念である。受けねらいの題名に辟易するも些か古いものだけど本書より引用する。
太郎はそのスーパーに入って買い物をしたことがないので、スーパーでの価格を調べるのも面倒なので、ついつい自動販売機で150円で買っています。つまり、取引前に、スーパーでの販売価格という情報を調べるのに取引コストがかかるために、150円のほうのお茶が売れているのです。
他方、花子は、そのスーパーでよく買い物をするので、お茶が98円で売られていることを知っています。しかし、地下鉄の駅のすぐ近くにある便利なスーパーなので、レジがそれなりに混むことも知っています。いつもなら98円のお茶をスーパー内で買うのですが、3分後の地下鉄に乗ろうと急いでいる今日は、自動販売機で 150円で買いました。
この場合、取引時に、レジに並んで買うのにかかる時間という取引コストがある(しかも、急いでいる花子には時間のコストが高かった)ために、150円のほうのお茶が売れました。
また世の中には、スーパーの中に入って、わざわざ1本のお茶だけを買うのは恥ずかしいと考える人もいます。そんな人も、スーパー内では98円で売っていると知りつつ、ある時には自動販売機で150円で買うでしょう、このケースでは、心理的負担が取引時にかかる取引コストとして働いています。(「同書28頁」より引用)
これは経済学的に納得がいくではないか。取引コストの話を始めると長くなるからそこそこにしておくけれど、わたくしは見切り販売自体は否定するものではない。
しかし反動もある。某が仮に午後十一時を過ぎれば見切りで値下げになる店舗があり、それを目当てに買い求めようとして品切れだったらその喪失感はどれだけのものか。十一時を待つ為の時間的束縛感心理的圧迫感はどうなのだろうか。そして見切り品を買えず、やむなく定価品を購入にしたときの悔しさはどうだろうか。

見切り品拡大は特売のビジネスモデルに派生しかねない。ぼちぼち夏のバーゲンだろうが、もともと定価の二割三割五割引きで売る商品のなかにバーゲン専用の別ラインのもともと廉価な商品が混在している。これは素人には理解らない。普段から馴染みになっておけば、バーゲン前の陳列を憶えていれば理解るし、店員に訊けば本当にお買い得か否かは教えてくれる。
コンビニに話を戻すと、本部は午後十一時見切り品向けのコストを落とした弁当をつくりかねない。見切り品と明記していなければいい。何時から見切り品が売られます、と公示している店はコンビニスーパー問わず少数派ではないか。
五百円の弁当が二百五十円になる。本当の見切り品は賞味期限で理解る。売れるとなれば、コンビニ本部は見切りと共通認識された時刻にバーゲン用のコストを落とした弁当を、大量投入すればいい。コストが落ちているのにそれが理解らないようにすることは不可能ではないと思う。だって本部のひとは優秀なんだもの。
これが公取委にひっかかるなら、夏のバーゲン商戦は皆クロ判定である。ネクタイ五千円が半額の二千五百円とゆう値札がついていたら、そんな値段で一度も市場に出たことないんだってば、最初から二千五百円(もっと安いかも)なんだってば、公取委さん、バーゲンのこと、いつ調べてくれるのかなあ。
セブンイレブンは、物流の効率を考えて、特定の地域に集中して出店するのです。これをドミナント戦略と呼びます。(中略)ドミナント戦略に基づいて出店するチェーン店は、日用雑貨や食料品やお弁当などの配送拠点を決めて、そこを中心に、1日のうちに何度も効率よく商品を供給できる地域の中で、集中的に出店します。(同書52~53頁より引用)
話をコンビニに戻すとドミナント戦略が本当に機能しているのかと疑ってしまうのである。
POSシステムもまた怠惰なのではないかと疑ってしまうのである。
全体的にいいわけめいている「セブンイレブン公式サイト6月22日ニュースリリース」より引用
廃棄ロスを加盟店様が負担することとしているのは、どの商品をいくつ発注するかの決定権が加盟店様にあることと密接に関係しております。お客様にとって欲しい時に、欲しい商品が、欲しいだけある状態を維持するためには、店舗で行われる単品管理を通して、品揃えとお客様の需要とのギャップをできる限り減少させることが必要になります。
ふーん。じゃあ、加盟店側が発注権があるわけだ。品切れしかけたらPOSにその情報が入っているだろうし、種類が多いんだから棚の陳列を誤魔化して、次のトラックが来るまでの間待てばいいんだ。来るんでしょやってくれるんでしょ結局ドミナント戦略なんだから。
結局端末なわけですよ。

つながり)「住吉区のローソン考察」
posted by 井上勝裕 at 11:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 世間さま | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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