生ビールを注文して止まり木に居場所を確保した。雨の日なので客は少なくて閑散としていた。同じくカウンターで焼酎を飲んでいる初老の男がいるくらいであった。
雨脚が強くなった。やれやれ少し嬉しいような気もするのである。退屈なので
「よく降りますなあと」
と男に話しかけてしまった。
すると彼は愚息と同じ学校出身らしいと、向こうが先に名乗り出した。同級だった『テロパラ』の作者のことをあまりよくは言わなかった。何だかんだと話を聞いていると
「佐世保エンタープライズがねえ・・・」
と始まった。うわあ、やばい。団塊の世代だった。
相変わらず雨は激しい。
69 sixty nine (文春文庫)
自分の世代が、シラケ世代だとかクリスタル世代だとか新人類とか共通一次世代だとかいろいろ定義してくださいますが、そんな類型化してくれるなよと思うわけである。輪郭がくっきりしていない。
同様に団塊の世代のなかにも、いろいろなひとがいて当然で、ひとくくりにされて迷惑しているひともおられるだろうと推察する。
しかしながら、あの頃の話があれだけ泉の如く湧いてくるものである。恐るべし団塊の世代。
雨は止みそうになかった。
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そうでしたか。
人口の多い団塊の世代を敵にまわすつもりはないので(笑)すけれど。
だれがレッテル貼るのかなあと、殊に下の曖昧なとらえどころのない世代に属するものですから。
わたくしも理屈っぽいのかもしれませぬ(汗)。