2008年09月22日

平成の磯野家の苦悩

日曜日の夕食時にちょうど『ちびまるこちゃん』と『サザエさん』を連発して観るの場合がございます。厳密に申し上げますと「ながら」状態が非道くて眺めているとゆうか、流れているとゆうかそのような感じなのであります。
わたくしは磯野家の謎かんけーの書籍は読んでおりませんので詳細は存じ上げませんが、あの百貨店(スーパーじゃあなくって)に買い物に行くあの磯野家に対してアッパークラス臭を嗅ぎ取ってしまうのであります。そりゃあ特売かもしれないけど。酒や醤油は出入りの三河屋さんで購入する。波平はゴルフもするし、着物姿も様になるし、こー考えるとなかなかお洒落なおっちゃんである。
磯野波平やフグタマスオがまだ明るい(推定遅くとも午後七時迄)時刻に帰宅できている。これは非常に恵まれているのではなかろうかと羨んでしまうのでありました。
舞台背景は基本昭和であります。しかししかし某電機メーカーがメインスポンサーだったこともあり、恥ずかしげもなく冷蔵庫、テレビ等が新製品に進化している。通信機器は不案内だったのか未だに黒電話である。ここいらへん支出にメリハリとゆうか明確な方針があるのかもしれない。
二十代の主婦(悪く言えばヤンママだよなあ)が移動通信を所持していないのは不自然に思われる。しかし、カツオが確か中島君とヴィデオゲームをしていた場面は目撃した。うーん製作側としたらどこからどこまでを昭和に、どこまで平成にするか、きついだろう。
本番組サイトによれば波平は五十四歳。仮に昭和の設定に主眼を置くならばあと一年(もしくは四年三年)で定年であるのに、長男次女の教育費生活費等等についてはどのように設計していたのだろうか波平さん。でも昭和だったら再就職できる時代だろうし、仮に現代の設定ならば六十五歳(但しよくての話である)で、だとしてもワカメの成人式かつかつでありますと要らぬおせっかいで磯野家はこの時空間の歪みにいつまで耐えうるのかと心配するのでありました。

それより何より
「ますおくううん、どーだね一杯」
とトーン高めの波平の誘いに待ってましたとばかり
「いーですねえ、おとうさん」
と裏返った声のマスオとこの二名の関係は極めて良好であるが、この類の飲酒の場面になると愚息たちは「来たああああ」とこの酒好きちゅうかアルコール中毒の傾向のみられる磯野波平一味たちとわたくしを対比させて、若干の非難光線を浴びせるのである。
まあいいではないか。国民的な人気番組の憎めない家庭でおっさんが酒飲んでいるとゆうことは認知されているとゆうことではないか。前番組のまるこの父は斜めから世間を見ながら日本酒とタバコを摂取しているのが許容されているのは紛れもなく過去完結形だからだと考えます。

磯野家が歪みながらも時代についていっているのが、どこまで悪い表現をすれば誤魔化しつつにするのか、それともサザエさんとゆう独自の異空間を形成していくのか。磯野家がこれからの時代を歩む道は険しいものがある。
せやけど昨夜の番組が致命的であった。波平昼間っから飲んでるじゃん。
「やばいなあ」
と洩らす家庭の空気に対して休みの日くらいええやん、と弁護したくなってしまったがそのような空気ではないので止めた。ビールを飲み過ぎてしまい本件を昨日アップしようと思っていたら酔っ払ってしまい、どこのCMか思い出せなくなってしまい21世紀中年さんに先を越されてしまった。
ううっ。不覚。
タグ:磯野家
posted by 井上勝裕 at 18:21| Comment(1) | TrackBack(1) | あはれなること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
inoweさま
先を越してしまってすみません。
inoweさまの「ど根性ガエル」の記事にインスパイアされて記事を書いたのですが、inoweさまが二部構成で高層されていたとはつゆ知らず…。
Posted by 21世紀中年 at 2008年09月23日 00:11
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25年後の磯野家
Excerpt: 話題のCM、「25年後の磯野家」。
Weblog: Think more difficult.
Tracked: 2008-09-23 00:02